小松菜の葉が虫食いでも、食べられます。
でも、小松菜の葉が虫食いで穴だらけで筋(葉の骨)だけだったら軸だけ食べてもいいです。
小松菜につきやすい主な虫は、アオムシやカブラハバチ、ヨトウムシ、アブラムシです。
小松菜の種を蒔いたら、防虫ネットをかけたり、虫を取り除いたり、早春や冬に種を蒔くなどの対策をすると、虫が付きにくくなります。
そこで、小松菜が虫食いだけどたべれるのか、小松菜につきやすい主な虫について紹介します。
また、小松菜の虫食い対策や小松菜が虫食いを復活させる方法についても紹介しています。
家庭菜園でも、美味しい小松菜を収穫したいですよね。
小松菜が虫食いだけど食べられる?
小松菜の葉が虫食いでも、食べられます。
家庭菜園などで、小松菜を栽培すると虫食いだらけになってしまったりしますが、虫が食べるという事は、安全に食べられるという事なので食べても大丈夫なのです。
小松菜の葉が虫食いで穴だらけでも、基本的には食べられますが、あまりにも穴だらけでは食べるのもイヤになりますよね。
わたしの場合は、穴だらけの小松菜の葉は取り除いて軸だけ食べたり、虫食いの場所だけ取り除いて、少しの虫食いの葉は食べています。
小松菜が虫食いだったら、まだ虫が葉に付いているかもしれません。
なので、小松菜を使う時は、しっかり水洗いしてボールなどでしばらく浸け置きしておきます。
そうすると、小松菜に残っていた虫が水の中に出てきます。
また、小松菜を茹でている最中にも虫は出て来ますので、水洗いと茹でることで虫を取り除いて食べることが出来るのです。
小松菜を茹でている最中に、虫が浮いてきたらその場で取り除き、茹で終わってからも十分に水でゆすぐことで残りの虫も取り除けます。
小松菜につきやすい虫は?
小松菜につきやすい主な虫は、アオムシやカブラハバチ、ヨトウムシ、アブラムシです。
小松菜の葉に大きな穴が開いている場合は、アオムシやカブラハバチ、ヨトウムシによるものです。
また、小松菜の葉全体が萎縮している場合は、アブラムシによるものです。
アオムシ
小松菜につくアオムシは、モンシロチョウの幼虫やコナガというガの幼虫です。
モンシロチョウの幼虫は、小さいうちは小松菜の葉に空く穴は小さいのですが、成長すると大きな穴を開けるようになったり、葉っぱの筋だけ残して食べつくしてしまうことも。
コナガというガの幼虫は、葉の表の皮を残して食べて葉が透けていたり、葉っぱの中に潜り込んで内側から葉を食べてしまったりします。
カブラハバチ
小松菜についている黒い虫が、カブラハバチの幼虫です。
カブラハバチの幼虫は、体長が1cm~2cmほどの黒いイモムシです。
小松菜の葉に、大きな穴がいくつもあって周りにフンが点在していたらカブラハバチの幼虫かもしれません。
カブラハバチの幼虫の特徴は、つつくと丸まって落ちます。
カブラハバチの幼虫が、大量発生すると小松菜の葉っぱの筋だけ残して食べつくされてしまいます。
ヨトウムシ
ヨトウムシは、ヨトウガの幼虫とハスモンヨトウの幼虫で、茶色や緑色のイモムシです。
ヨトウガの幼虫とハスモンヨトウの幼虫は、成長すると小松菜の葉の筋だけ残して葉を全部食べつくす可能性がもあります。
ヨトウムシは、「夜盗虫」の名のとおり夜行性で夜の間に葉を食べて、昼間は土の中に潜んでいます。
アブラムシ
アブラムシは、アブラムシ上科に属する昆虫の総称なのです。
アブラムシが、ウイルスにかかっている植物の汁を吸うと、ウイルスがアブラムシの体内に入り、そのあと別の植物の汁を吸うときにモザイク病などのウイルスを移してしまいます。
アブラムシは、体長が1~2mmと小さな虫でパッと見つけにくく、一年を通してたくさん群がって発生します。
アブラムシは、葉から汁を吸うので虫食いの穴は空きません。
ですが、小松菜の葉全体が萎縮するような症状があらわれます。
また、ウイルス病にかかると、小松菜の葉の色がまだらに白く抜けたり株が萎縮したりします。
アブラムシは、あっという間に増えますので、小松菜の葉を定期的にチェックするといいです。
小松菜の虫食い対策は?
小松菜の虫食い対策は、小松菜の種を蒔いたら防虫ネットをかけておく、虫を見つけたら取り除く、虫が少ない時期の早春や冬に種を蒔く、コンパニオンプランツなを取り入れます。
それぞれについて、紹介します。
小松菜に防虫ネットをかけて育てる
家庭菜園で、畑やプランターで小松菜の種を蒔いた後に、防虫ネットや寒冷紗、不織布をべたがけしたりトンネルがけにしておくと虫食い対策になります。
小松菜についた虫を割りばしで取る
小松菜についた虫は、目で見えるので葉をよく見て、割りばしなどを使って虫を1匹づつ取り除く方法もあります。
小松菜を虫のいない時期に育てる
そして、小松菜の種を蒔く時も、虫が少ない時期の早春や冬に蒔くと虫食いの心配も減ります。
小松菜をコンパニオンプランツで栽培する
2種類以上の植物を、組み合わせて一緒に植えることで病害虫が防げるというコンパニオンプランツを取り入れて、小松菜の虫食い対策をします。
小松菜と、一緒に植えるといいのはレタスです。
小松菜につきやすいアオムシは、キク科のレタスを嫌い、反対にレタスにつきやすいタバコガは、アブラナ科の小松菜にはつかないので一緒に植えると害虫対策になります。
小松菜、レタス、小松菜、レタスとそれぞれの種を交互にまいていくと害虫忌避の効果が高まります。
また、小松菜はレタスの他に、にらやニンジンなどもオススメです。
小松菜の虫食いを復活させる方法
小松菜が虫食いになってしまっても、手や割りばしで虫を取り除いたり、薬剤散布することで後から復活させられます。
アオムシなどの幼虫は、目で見えるので手や割りばしで虫を取り除いてあげると、後から綺麗な新しい葉が出てきて育ちます。
また、小松菜の葉に薬剤散布すると、虫が落ちていなくなり、後から綺麗な新しい葉が出てきて育ちます。
そのあとは、小松菜に虫が付かないように定期的にチェックして、早めに虫を摘み取るか必要ならば薬剤散布するようにすると、小松菜の虫食いが防げます。
小松菜が虫食いだけど食べられる?のまとめ
小松菜の葉が虫食いでも食べられますが、虫食いで穴だらけで筋(葉の骨)だけだったら軸だけ食べてもいいです。
小松菜につきやすい主な虫は、アオムシやカブラハバチ、ヨトウムシ、アブラムシです。
小松菜の種を蒔いたら、防虫ネットをかけたり、虫を取り除いたり、早春や冬に種を蒔くなどの対策をすると、虫が付きにくくなります。
また、2種類以上の植物を、組み合わせて一緒に植えるコンパニオンプランツの植え方でも虫付き対策になります。
小松菜の場合は、レタス類(リーフレタス、サニーレタス)が相性がいいです。
ですが、小松菜が虫食いになってしまっても、手や割りばしで虫を取り除いたり、薬剤散布することで後から新しい葉が出てくるので復活させられます。
我が家でも、家庭菜園で小松菜が虫食いなら小さな穴や少ない穴だったら食べますが、虫食いだらけだったら、薬剤散布して新しい葉が出てきてから収穫しています。
せっかく、栽培している小松菜が美味しく食べられるように、虫食い対策や虫食いからの復活方法をチェックしてしてくださいね。