絹さやの筋が取れないなら、ヘタの反対にあるしっぽ側からまっすぐな方へ剥いていくと簡単に取れます。
そして、ヘタの所まで来たら、ヘタから反対側の丸くなっている方へ剥いていきます。
絹さやの筋が取れなかったり、途中で切れてしまうのは、絹さやが若いからなんですよ。
絹さやの筋が上手に取れる、しっぽ側から筋を取る簡単な方法を紹介します。
また、絹さやの筋が取れない理由や、途中で筋が切れてしまった場合の対策についても紹介します。
絹さやの筋が取れない時はしっぽ側から試す
絹さやの筋が取れない時は、しっぽ側から試してみるといいです。
絹さやの筋をしっぽから取る取り方は、ヘタと反対にある花が枯れた方(しっぽ)から、ゆっくりまっすぐな方に向かって取っていきます。
しっぽ側から取ると簡単に取れるので、絹さやの筋をしっぽ側から取る方法を紹介します。
絹さやのしっぽの方を、手で少し折ります。
絹さやのしっぽから、まっすぐな方をヘタに向かって、ゆっくり絹さやの筋を引っ張ります。
絹さやの筋が、ヘタまで剥けたらヘタの部分を折って、丸い方に向かって筋をゆっくり引っ張ります。
絹さやの筋は、ゆっくり引っ張っていくと丸い方からしっぽまで細くても取れます。
絹さやの筋は、まっすぐの方が太くて、丸い方が細いです。
絹さやの筋は、まっすぐな方と丸い方どっちも取った方が、料理にしたとき筋が残らず口当たりがよくなります。
わたしは、先日絹さやの筋を、しっぽから取ってまっすぐな方からヘタに向かっていると、す~っと筋が取れてそのままテンポよく、ヘタまで取れるという奇跡が起こりました。
その時は、そのままキレイに最後まで絹さやの筋が取れて、思わず
「よっしゃー!」
と、小さくポーズを取ってしまいました。
子どものころは、母に手伝わされるのがイヤで仕方なかった作業でしたが、絹さやの筋がキレイにどっちも取れると気持ちがいいですね。
絹さやが育ちすぎてしまいますと、さやも筋も硬くなるので、そんな時は、ピーラーや包丁で取るという方もおられるようです。
絹さやの筋の取り方を調べてみると、多くの方がヘタから取ると言っています。
ですが、わたしが、母から教えてもらった絹さやの筋の取り方は、しっぽからまっすぐな方へ取る方法でした。
しっぽを折る作業は、最初にヘタを折る作業より楽に折れました。
そして、絹さやの筋をゆっくりまっすぐな方へ取っていき、ヘタを折るのですが、この作業も楽にできました。
絹さやの筋が取れないのはなぜ?
絹さやの筋が取れないのは、絹さや自体が若くて筋が硬くなっていないからです。
わたしも、絹さやの筋取りをするときに、筋がないと思うような絹さやに当たったことがあります。
筋がないと思うような絹さやは、手で触ってみると薄くて豆も出来ていないものでした。
そして、若い絹さやでも、まっすぐの方の筋は取れるけど、丸くなっている方は取れないという場合もあります。
これは、筋の取れない絹さやより少し成長したものです。
絹さやのさやも、筋が取れないものに比べて厚みが出てきています。
中には、うっすらお豆ができ始めている絹さやもあります。
絹さやの筋が取れないのは、収穫までの成長過程によるもので、成長して丁度良い絹さやの筋は、気持ちがいいくらいスッと両方上手に取れるものです。
わたしも、毎年絹さやの筋が取れない!という事態になることがあります。
ですが、若い絹さやなので、筋が取れなくても口の中に筋が残って、口当たりが悪いという事もなく美味しく食べられました。
絹さやの筋が途中で切れた時の対策
絹さやの筋が途中で切れてしまう場合もありますね。
でも、絹さやの筋が途中で切れてしまっても、基本的にはそのまま使って大丈夫です。
なぜなら、絹さやのさやが成長していなくて若いので、まだ筋がないからです。
でも、残った筋が気になって仕方い場合は、切れたところから爪で筋を探して復活させて最後まで取ります。
わたしの場合は、絹さやの筋が途中で切れても、若い絹さやならそのまま使いますが、切れた部分にささ向けが出来てきたら爪でもう一度ささ向けを引っ張って取っています。
筋を取った絹さやの食べ方とは
筋を取った絹さやの食べ方は、生で炒め物や天ぷらが美味しいです。
また、絹さやは調理をすると色鮮やかな緑色になるため、彩りや付け合わせとしても使います。
絹さやは、さやごと食べるため薄いので炒め物にすると、シャキシャキ感や甘みがでます。
絹さやとウインナーの塩炒めを紹介します。
絹さやとウインナーの塩炒めの作り方
フライパンを温めて、小さじ1程の油を引いて筋を取って洗った生の絹さやと、斜めに切ったウインナーを入れて炒めます。
塩コショウを振って、さらに軽く絹さやとウインナーを炒め合わせます。
絹さやの色が、色鮮やかに変わってきたら、もう一度塩を振って味を調えて完成です。
また、ウインナーをベーコンに変えて作っても美味しいですよ。
ただ、ベーコンは脂っこいので、油は少な目で作ります。
絹さやの天ぷらは、筋を取って洗った生の絹さやと天ぷら粉を混ぜて、2~3枚づつ一緒に揚げます。
絹さやの塩炒め程、シャキシャキしませんがサクッとして美味しいですよ。
旬の季節だけに味わえる美味しさです。
絹さやの筋の取り方のまとめ
絹さやの筋が取れない!そんな時は、どっちから剥いていますか?
絹さやの筋が上手に取れる方法は、しっぽ側から取ると簡単に取れます。
絹さやの筋が取れない、または、絹さやの筋が途中で切れてしまう場合は、絹さや自体が若いからなんです。
絹さやの収穫も、1度に同じ成長の物が収穫できる訳ではないので、若い絹さやがあったり、成熟した絹さやがあったりするのです。
だから、「絹さやの筋が取れない!」「絹さやの筋が途中で切れた!」
と言うことが起こるのです。
絹さやには、硬い筋があるので下処理して使います。
プロの料理人の方では、筋は片方取るだけらしいですが、それは、厳選された揃った絹さやだからだと思います。
絹さやの筋は、基本的には両方取ります。
筋を取った絹さやは、生のまま炒めたり、天ぷらで美味しく食べられますよ。
絹さやの塩炒めは、生のまま入れて火が通ってくると、色鮮やかに変化するのがキレイです。
絹さやの旬の時期にしか、味わえない筋取りや料理など楽しまれてくださいね。