大根がすかすかでも食べられます。
すかすかの大根は、煮たり、炒めたり、漬物や汁物にしても美味しく食べられます。
良く、大根にすが入いると聞きますが、大根の水分不足が原因で断面がスカスカになることをすが入ると言います。
大根にすが入っていても、煮物や大根おろし、みそ汁、漬物などにするとすかすかの大根も気にならずに食べることが出来ます。
そこで、大根がすかすかだけど食べられるのか、大根にすが入った時の食べ方はあるのかについて紹介します。
さらに、大根にすが入る原因やすの入った大根の見分け方についても紹介します。
大根がすかすかだけど食べられる?
大根がすかすかでも、食べられます。
大根がすかすかという事は、中身が詰まっていなくて隙間が多くスポンジ状になっている状態です。
この、大根の中身に隙間が多くスポンジ状になっている状態を「す(鬆)」が入っていると言います。
鬆(す)と言われても、良く分からなですよね。
鬆(す)という漢字を使う言葉に、骨粗鬆症がありますが、骨粗鬆症と言われれば骨がすかすかという事なので同じことが大根でも起きていると分かりますね。
わたしは、大根の中身が、スポンジのようになってしまったら、美味しくないので廃棄していました。
ですが、みなさん、かなりすかすかで穴が開いている大根も食べているようです。
パッと見じゃ分からんでしょうが「す」の入った大根です
こんな凄まじいの滅多にないよね
この後大根もちになったので美味しくいただきました pic.twitter.com/Xd9N2WLT43— 虹-sora- (@god_of_shibuki) August 23, 2021
すかすかの大根は、炒めたりしても美味しく食べられるようです。
わたしも、大根がすかすかになっても美味しく食べられるように工夫したいと思いました。
大根にすが入った時の食べ方とは?
大根にすが入った時の食べ方は、煮物や大根おろし、みそ汁、漬物などにするとすかすかの大根も気になりません。
大根のすは、大根の断面がすかすかで水分が少ないので、水分を軽く絞って使う大根おろしにすると気にならないです。
大根おろしなら、冷凍保存も可能なので、大根がすかすかだったら大根おろしにして冷凍保存しておくといいですよ。
また、すかすかの大根は、軽く干して作る沢庵などの漬物にすると美味しく頂けます。
沢庵は、大根を何日か干して水分を抜いてから漬物にしますので、大根が水分が抜けてすかすかになっていたら干す手間も省けますね。
大根を干すという事で言ったら、切り干し大根も作れます。
キロ干し大根なら、完全に乾燥させるのですかすかは全く気になりませんね。
そして、だし汁で煮込む煮物やみそ汁なら水分を吸って大根のすかすかも気になりません。
わたしは、大根がすかすかになってしまったら捨てていましたが、けっこう使い道がありますね。
大根にすが入る原因は?
大根にすが入る原因は、水分不足です。
大根にすが入るのは、収穫前の栽培時と収穫後の出荷から大根を使うまでの間の2つの場合があります。
大根は、収穫前の栽培時に収穫が遅れて育ち過ぎたり、気温が暑すぎても水分が不足しすが入ることがあります。
また、大根の収穫後に出荷から使うまでの保存の仕方や日数によってもすが立ちます。
大根は、葉をつけたまま保存しておくと、葉っぱに養分を吸われてしまいます。
大根の葉っぱは、1日そのままにしておくとしなびてしまいます。
そのままにしておくと、大根の葉っぱは大根の根から水分を吸い取ります。
大根を保存する時は、葉っぱを切り落としてから保存するといいです。
また、暖かい時期に大根を常温保存しておくとすが入りやすいですね。
買った大根は、使っている途中でもすが入ることもあります。
なので、大根を丸ごと1本買ったら、冷蔵庫の野菜室で保存して早めに使い切るようにしましょうね。
すの入った大根の見分け方
すの入った大根の見分け方は、大根の外側の葉っぱの茎の切り口を見て、真ん中がすかすかかどうか見分けます。
スーパーなどで、売られている大根に数センチついている葉っぱの外側の茎の切り口を見て、真ん中がすかすかなら大根にもすが入っている可能性があります。
また、大根を触ってみると表面が柔らかかったり、大根全体が黄色くなっている場合は収穫してから日数が立っている大根です。
この場合も、水分不足になっている可能性があります。
なので、大根を選ぶときは、白くて固いものを選ぶようにします。
でも、たまに葉っぱが付いている大根が売られている場合もありますが、一本丸ごとの場合は茎の切り口を見ることが出来ないので見分けることは難しいです。
それでも、すが入っているかしっかり確認してから大根を買いたいなら、1/2にカットされている大根の断面を見てから買うようにするといいですよ。
1/2にカットされている大根の断面が、白くもやもやしている物がありますが、これは、すが入る一歩手前です。
この状態が、少し進むと大根に穴が開いてスが入ってしまいます。
また、夏場など暑い時期には、大根にすが入りやすいのでこの時期にも、1/2にカットされている大根を選ぶようにします。
大根のす入りの対策方法はある?
大根のす入りの対策方法は、水に浸けるか50℃洗いをします。
大根に、スが入っているのは水分不足の状態なので、しなびた状態であるといえます。
しなびた大根は、干したような状態になっているので、水に浸けるか50度洗いをすると大根のスカスカを復活させることが可能です。
水に浸けておくだけでも、十分に復活させることができます。
野菜のシャキシャキ感を復活したければ、50度洗いの方がいいです。
それでも、凄く固いスが入っている場合は、その部分だけ取り除いて調理するようにします。
また、大根の皮には黒い点がある場合があります。
大根の皮にある黒い点は食べても大丈夫?について紹介している記事もありますので、良かったら合わせて読んでみて下さいね。
大根がすかすかだけど食べられる?のまとめ
大根がすかすかでも、煮たり、炒めたり、漬物や汁物にして美味しく食べられます。
大根がすかすかなのは、水分不足が原因で、大根の栽培時や収穫後にも起こる可能性があります。
ですが、特に、大根おろしや漬物は、軽く水分を抜いて食べるので大根のすかすかも気にならずに食べられますね。
大根を買う時に、すかすかな大根かを見分ける方法は、大根の外側の葉っぱの茎の切り口がすかすかかどうかで見分けられます。
それでも、心配な場合は、1/2にカットされている大根の断面を見てから買うようにするといいですよ。
わたしは、夏場は大根を冷蔵庫の野菜室で保存していても、直ぐにすかすかになってしまうので、1/2にカットされているものを断面を見て買っています。
大根を丸ごと1本買う時は、葉っぱは切り落として別々に野菜室で保存しています。
そして、残った大根の断面にキッチンペーパーを被せて、野菜保存袋に入れて保存しています。
せっかく買った大根ですから、無駄なく上手に使い倒したいものですね。