なすの油の吸収を抑える方法は、塩水で揉んでから油で揚げたり、焼いたりすることです。
そして、更に油を吸わせない調理法がレンジで調理することです。
ナスが、油を吸う理由はなすの水分量と果肉の形状によるものです。
夏が旬のなすは、料理するとたくさんの油を吸って美味しいですよね。
でも、焼きなすを作っていて油を足しても足しても直ぐに油を吸収してしまって、油がギトギトで気になったりしますよね。
なすの揚げ浸しは、とっても美味しくて大好きですが、めんつゆに大量の油が浮いていて気になったりします。
そこで、なすの油の吸収を抑える方法はあるのか?
ナスに油を吸わせないレンジ調理の方法やなすが油を吸う理由や油との相性についても紹介します。
なすの油の吸収を抑える方法ってある?
なすの油の吸収を抑える方法は、なすを塩水で揉むことです。
なすを塩水で揉むと、油の吸収だけでなくアク抜きもでるので調理している時、なすが黒くなりません。
なすは、綺麗に洗ってヘタとしっぽを取ります。
なすの料理に合わせた切り方で、なすを切って塩水に浸けます。
なすは、90%以上が水分なんですって!
なすのように、水分が多い食材は油を使って加熱する時、水分が出ていく代わりに油が吸収されてしまうそうです。
なので、なすを塩水に浸けて揉んでなすの水分量を減らすことで、油の吸収を抑えられるという訳です。
なすの油の吸収を抑えたなすの揚げ浸しの作り方
なすは綺麗に洗って、乱切りします。
乱切りしたなすは、ボールに塩と水を入れて浸して揉みます。
2~3回水を交換してから、フライパンに油を入れて揚げていきます。
この時、しし唐や万願寺唐辛子などあれば、一緒に素揚げにします。
素揚げ出来たら、リードタオルやキッチンタオルなどに上げて油を切ります。
めんつゆを薄めて、煮たたせます。
なすやしし唐を更に上から、キッチンペーパーなどで押さえて油を取ります。
煮立っためんつゆに、油を取ったなすとしし唐を漬け込みます。
なすの揚げ浸しは、美味しいのに油が大量に浮いているのが気になっていました。
でも、なすを塩水で揉んでから作ったら、油のギトギトが気にならなくて美味しかったですよ。
ナスに油を吸わせないレンジ調理
なすの油の吸収を抑える方法として、塩水で揉んでから油で揚げたり、焼いたりしますが、更に油を吸わせない調理法がレンジで調理することです。
暑い夏に、なすの揚げ物は美味しいけどしたくない料理の一つですよね。
なすをレンジで調理すると、暑さも減らせて油も更にカットできるのです。
なすを塩水で揉んだ後に、ビニール袋に入れて大さじ1~2杯の油を入れて馴染ませます。
耐熱皿になすを並べて、ふんわりラップをかけます。
電子レンジ、600wで6~8分チンします。
レンジでチンした後に、焼いたり煮たりする場合は短めの時間でチンします。
なすの揚げ浸しなどのように、直ぐに調味料に浸す場合は長めにチンします。
塩水で揉んだなすを、フライパンに油を入れて揚げたり焼いたりするとき、油は少なすぎると焦げ目がつき、ふっくらしません。
ですが、油をちょっと多めにして、なすを揚げたり焼いたりする方がふっくら美味しいなす料理になります。
でも、塩水で揉んだなすは使った油を全て吸ってしまう事なないですが、レンジで調理すると油が少しでもしっとりしたなすになります。
わたしは、中長なす1個をレンジで調理してなすの揚げ浸しを作った時は、小ぶりだったので、塩は小さじ1杯で揉んで油は大さじ1杯弱を馴染ませました。
レンジも、3分チンして爪楊枝を刺してみて更に1分チンしました。
火がなすに通っているのを確認して、温めておいた薄めためんつゆに漬け込みました。
レンジで作る、なすの揚げ浸しの完成です。
ナスが油を吸う理由
ナスが、油を吸う理由はなすの水分量と果肉の形状にあります。
なすの水分量は、90%以上と多くの水分を含んでいて、果肉がスポンジ状になっているためです。
水分量が多いなすは、油を使って加熱すると水分が出ていく代わりに油が吸収されてしまうのです。
そして、なすのように果肉がスポンジ状になっている食材は、油の吸収率が高いのが特徴です。
特に、長なすを見てみると、果肉がスポンジ状で水分量が多いことが分かります。
手で触って、スポンジのようにクシャっと握って見ても、長なすの果肉は柔らかくてスポンジのようだと感じました。
ナスと油の相性がいいのはなぜ?
なすは、味が淡泊でスポンジ状の果肉に油が染み込み易いからです。
なすは、水分量が多く果肉がスポンジ状になっているので、油の吸収率が良く油を吸ったなすの食感は、トロトロになって美味しくなります。
そして、なすは油を使うことで、えぐみを和らげて旨味を引き出してくれます。
また、なすを油でさっと揚げてから料理すると色鮮やかになって食欲も湧いてきます。
なすの油の吸収を抑える方法のまとめ
なすの油の吸収を抑える方法は、塩水で揉んでから油で揚げたり、焼いたりすることです。
そして、更に油を吸わせない調理法がレンジで調理することです。
ナスが、油を吸う理由はなすの水分量と果肉の形状によるものです。
夏が旬のなすは、油で焼いたり揚げたりすると、ふっくらジューシーでトロトロ食感がたまらないですね。
でも、いくらでも油を吸うなすって、美味しい食感と一緒に油のギトギト感も味わうことになっちゃいますよね。
なすの油の吸収を抑える方法で、調理すればなすの油のギトギト感を減らせて美味しい食感だけで味わえます。
味が淡泊ななすでも、少しの油で美味しく食べられて、夏の料理を作る暑さからも解放される、なすの油の吸収を抑える方法で美味しいなすを堪能してくださいね。