菜の花は、花が咲いても食べられます。
ですが、菜の花の花が咲けば咲くほど茎の部分は硬く筋っぽくなり、苦味も増して味が落ちてきます。
菜の花を買った時は、花が蕾でも保存しているうちに黄色い花が咲いてしまうこともありますよね。
そんな時、菜の花の黄色い花も一緒に食べれるのか?花は取ってから食べるのかどっちなのだろうと疑問に思います。
そこで、今回は菜の花の花は食べられるのか?菜の花には毒があるのか?について紹介します。
また、菜の花の花が咲いてくると苦味が増えてくるので、菜の花の苦味を抑える方法についても紹介しています。
菜の花が出回る時期は、11月~4月頃です。
菜の花を美味しく頂きたいですね。
菜の花の花は食べられる?
菜の花は、花が咲いても食べられます。
菜の花は、花が咲ききっても食べられますが、花が咲けば咲くほど茎の部分は硬く筋っぽくなり、苦味も増して味が落ちてきます。
菜の花は、一般的に花が咲く前に葉っぱやつぼみを食べるもので、花が蕾のうちに収穫して売られます。
でも、保存しているうちに菜の花に黄色い花が咲いてしまうこともあります。
野菜で、花が咲いたものを食べるという事が少ないので、菜の花の黄色い花は食べれるのか、黄色い花は取って食べるのか気になりますよね。
菜の花に、黄色い花が一つ二つ咲いている状態なら、迷わず花を摘み取って食べるという事も出来ますが、たくさん咲いてしまっていたら摘み取るのも手間ですものね。
花が咲いた菜の花を、そのまま茹でてもちょっと色が悪くなります。
菜の花の花が咲いても、食べられますが見た目も美味しさも追及するのなら、菜の花が蕾のうちに早めに調理して頂く方がいいですね。
お店の方によりますと、菜の花は花が咲き出したら食料としては終りなのだそうです。
もしも、菜の花の花が綺麗な黄色い花を咲かせてしまったら、捨ててしまうのはもったいないので、花瓶に生けて食卓に飾るといいですよ。
菜の花の花には毒がある?
菜の花の花には、毒はありません。
一説によると、菜の花が開いたら毒になるとも言われているとか。
でも、この説は、菜の花に花が開いてしまうと茎などが固くなり味が落ちたり、苦みが増すことから来ているのかもしれないですね。
菜の花に含まれる、苦み成分の植物性アルカロイドは、食べ過ぎるとお腹を壊すことからも毒と思われているようです。
菜の花の苦味を抑える方法
菜の花の苦味を抑えるには、和からしとお酒を加えて茹でる方法や重曹と塩を加えて茹でる方法があります。
和からしとお酒を加えて茹でる方法は、お湯に和からし小さじ1と少量のお酒を加えて茹でるだけです。
重曹と塩を加えて茹でる方法は、お湯に重曹も塩も小さじ1/2程度加えて茹でるだけです。
菜の花の苦味を抑える食べ方
菜の花の苦みを抑える食べ方には、油でコーティングしたり、卵を使ったり、味付けを濃くしたりします。
苦みが気になる場合は、天ぷらにしたりマヨネーズやツナで和えたりと油でコーティングするといいです。
また、菜の花の卵炒めや中華炒め、菜の花と茹で卵のサラダ、卵とじなど卵を使って料理すると、菜の花の苦みが卵によってまろやかになります。
菜の花の胡麻和えなどは、味を濃くすると苦みが薄れます。
また、苦みが苦手な子どもには、グラタンやシチュー、カレーに入れるというのもありです。
我が家では、苦みがあったり、子どもが苦手なお野菜は、シチューやカレーに入れるのが定番でした。
菜の花の種類は?
菜の花の種類には、食用、菜種油用、観賞用があってそれぞれ品種が異なります。
日本で、食用の菜の花が栽培されるようになったのは明治時代以降で、それまでは油用が多かったそうです。
菜の花の食用は、蕾・茎・葉っぱを丸ごと食べます。
菜の花は、アブラナ科アブラナ属の花の総称なので、小松菜や白菜、青梗菜なども黄色い花が咲くので菜の花と呼ぶことが出来ます。
菜の花には、蕾・茎・葉っぱを食用する和種と茎・葉っぱを食用する洋種があります。
菜の花には、蕾が食べられない洋種ものもあるのですね。
菜の花と菜花の違いとは
菜の花は、アブラナ科アブラナ属のすべての花を言い、菜花は菜の花の一種になります。
菜の花とは、アブラナ科アブラナ属のすべての花のことを言います。
そして、菜花は、なばなと読みアブラナ科アブラナ属の食用の品種のひとつです。
見た感じは、ほとんど一緒な気がしますね。
菜花は、黄色い花が咲いて、油も採れる品種改良されたものを言います。
そして、切り花などの観賞用のものは、花菜ではななと呼ばれるそうです。
菜の花で、油がとれるのは知っていましたが、観賞用のものがあって花菜と呼ばれているとは知りませんでした。
菜の花は花が咲いても食べられる?のまとめ
菜の花は、花が咲いても食べられますが、花が咲けば咲くほど茎の部分は硬く筋っぽくなり、苦味も増して味が落ちてきます。
菜の花の花が咲いてしまっては、筋っぽくなり苦味も増してくるので早めに食べるようにして下さいね。
菜の花が出回る時期は、11月~4月頃なので長く楽しめる食材ですね。
菜の花に、黄色い花が少し咲いてしまい気になった時は、取って食べてもいいと思います。
黄色い花が気にならなければ、普通に調理して食べられますよ。
また、一説によると菜の花の花には毒があると言われていますが、毒はありません。
なので、菜の花に黄色い花が開きだしても食べられます。
ただ、菜の花の花が咲けば咲くほど、苦みも増しますので苦みが苦手な方は苦みを取る方法で調理するといいですよ。
菜の花は、天ぷらでも美味しいですし、胡麻和えやベーコンで炒めても美味しいので出来るだけ新鮮なうちに食べるようにするといいですね。