ピーマンが、保存している途中で赤くなっても食べられます。
赤くなったピーマンの食べ方は、緑ピーマンと同じ料理で食べられるのです。
ピーマンが赤くなったのは、未熟だった緑のピーマンが完熟したからなんですよ。
未熟な緑ピーマンに比べて、完熟して赤くなったピーマンは、青臭さや苦みがなく甘みが出て美味しくて食べやすいです。
赤くなったピーマンを、美味しく食べる方法や赤くなる原因、パプリカとの違いについても紹介します。
ピーマンが赤くなったけど食べれる?
ピーマンは、緑色ですが赤くなっても食べられます。
スーパーで買ってきたり、家庭菜園で収穫したり頂いたピーマンを冷蔵庫で保存していたら、赤くなっていたなんてことありますよね。
わたしも、ピーマンを冷蔵庫で保存していて使おうと思ったら赤くなっていたことがあります。
ピーマンは、熟すと色が変化して赤くなるのです。
もちろん、緑色のピーマンと同じように調理して食べることが出来ます。
赤いピーマンは、食感や味が緑色のピーマンより柔らかくて甘みがあります。
また、ピーマン特有の青臭さもなく、苦くないのです。
ピーマンが嫌いな子供には、赤くなったピーマンの方が食べやすいかもしれませんね。
ただ、注意したい点は、赤いピーマンにしわがあってふにゃっとなっていて溶けた感じになっていたら傷んでいるので食べられません。
赤くなったピーマンの食べ方
ピーマンが赤くなってしまっても、いつものピーマン料理で美味しく食べられます。
わたしは、ピーマンの肉詰めやチンジャオロース、ピザパンなどに赤くなったピーマンと緑のピーマンの両方を使っています。
赤くなったピーマンと緑のピーマンの両方を使うと、料理の色取りが鮮やかでキレイに見え食欲も誘います。
ピーマンの肉詰め
ピーマンは、赤くなったものと緑の物を洗って2つに切ってわたと種を取ります。
取り終わったら、また洗ってたねが残っていないか確認します。
ピーマンの内側に、片栗粉かまたは、小麦粉を振って豚のひき肉を詰めます。
フライパンに油をひいて、両面に塩コショウして焼きます。
チンジャオロース
チンジャオロースは、豚肉とたけのことピーマンを使いますが、ピーマンを赤と緑のピーマンにしています。
豚肉を大き目の千切りにして、片栗粉をまぶします。
ピーマンは、二つに切って赤も緑もわたと種を取ります。
たけのこも赤ピーマンも緑ピーマンも千切りにします。
フライパンに油をひいて、豚肉を炒めて火が通ったら、たけのことピーマンを入れて炒めて味付けします。
赤いピーマンがアクセントになって、色取りがキレイです。
赤いピーマンは、甘みがあって美味しいですよ。
ピザトースト
ピーマンって、子供が嫌いな野菜ですが赤くなったピーマンは甘みがあるので、ピザトーストの緑ピーマンを少しにして一緒に乗せて焼きます。
ピーマンが赤くなる原因は?
ピーマンが赤くなる原因は、長く保存しているうちに未熟なピーマンが成長して完熟するからです。
ピーマンは、花が咲いてから15日~20日くらいと未熟なものを収穫しています。
ピーマンが、完熟するまでには花が咲いてから60日ほどと2ヶ月近くかかります。
ピーマンの収穫が、花が咲いてから50日前後など遅れたりすると冷蔵庫で長く保存しているうちに完熟して赤くなってしまうのです。
また、ピーマンは栽培していても木で育てているうちに完熟すると赤くなります。
ピーマンが収穫後に赤くなる
ピーマンが、収穫した後に赤くなることを「追熟」と言います。
ピーマンは、熟す前に収穫された未熟なものなのです。
わたしは、家庭菜園でピーマンも母に作ってもらっていますが、ピーマンの初取りの時期のものは、長く保存していても赤くならなかったです。
なぜなら、ピーマンの初めての収穫なので早く取っているからです。
ピーマンが旬の時期になって、たくさん収穫できるようになってくると、取り忘れなどでピーマンが完熟に近づく頃(花が咲いてから50日前後)に収穫されるものが出てきます。
そうなると、冷蔵庫で長く保存しているうちに完熟してしまうのです。
同じ緑のピーマンでも、完熟に近いか遠いかによっても、保存しているうちに赤くなるのです。
なので、わたしは、ピーマンの旬の時期が終わる秋口になると、保存していた緑のピーマンが赤くなることが多いように思います。
ピーマンは、買っても冷蔵庫に入れて長く保存しがちですよね。
スーパーで買ったピーマンでも、袋に入ったまま赤くなっている事もありましたよ。
ピーマンが栽培していて赤くなる
ピーマンは、未熟なうちに収穫しますが、栽培していて収穫しないでいると段々赤くなってきます。
そのまま、育てていると完全に完熟して赤いピーマンになるのです。
家庭菜園などで、ピーマンを栽培すると緑色のピーマンと赤いピーマンの二色が楽しめます。
ピーマンとパプリカの違い
ピーマンとパプリカの違いは、見た目と果肉の厚さと収穫される時期です。
ピーマンと言えば、パプリカがセットのように感じますが、どんな違いがあるのでしょうか。
赤いパプリカを半分に切ってみると、果肉が厚いです。
赤いピーマンを半分に切ってみると、パプリカに比べて果肉は薄いです。
ピーマンもパプリカも、同じナス科のトウガラシ属で唐辛子の一種ですが、辛くない品種です。
ピーマンには、青臭さや苦みがありますが、パプリカには無くて甘みがあります。
見た目にも、ピーマンは小さめで長細いですが、パプリカは大き目でカボチャのような形をしています。
そして、ピーマンとパプリカでは収穫の時期も違います。
ピーマンの収穫時期は、花が咲いてから15日~20日くらいの未熟なものを収穫しますが、パプリカは完熟してから収穫します。
パプリカは、花が咲いてから40日~50日ほどで収穫しますが、熟していく段階で黄色やオレンジ、赤色に変化したものを出荷しています。
ですが、ピーマンは完熟すると赤くなりますが、市場には出荷されません。
ピーマンが赤くなったけど食べれる?のまとめ
ピーマンが、保存していて赤くなっていても美味しく食べられます。
赤いピーマンは、甘みがあるのでいつものピーマン料理に緑ピーマンと一緒に使うと、旨味もプラスされ見た目もキレイに仕上がります。
赤いピーマンの食べ方は、ピーマンの肉詰めやチンジャオロース、ピザパンなどはもちろん、酢豚にも使えます。
ピーマンが赤くなる原因は、未熟で収穫されたピーマンが成長して完熟するからです。
ピーマンは、パプリカに似ていますが、見た目や果肉の厚さ、収穫する時期に違いがあります。
未熟なうちに収穫されるピーマンに対して、パプリカは完熟してから収穫します。
だから、ピーマンよりパプリカの方が甘みがあるのですね。
わたしは、ピーマンとパプリカを一緒に調理していますが、ピーマンが赤くなったら、ピーマンの赤と緑で調理しています。
たまに、ピーマンが緑色から赤色になる途中で、マーブル柄になっている時もあります。
そんな時は、赤くなるのを待たずに、料理に使って見た目も楽しんでいます。
ピーマンが赤くなっても、美味しく食べれますのでお試しあれ!