春の訪れを感じるエシャレットの塩昆布和えは、お通しのイメージがあります。
エシャレットの塩昆布和えは、エシャレットと人参を塩昆布としょうゆやめんつゆなどで和えたものです。
エシャレットの代用になる食材は、野草の「のびる(野蒜)」です。
エシャレットとの違いは、根っこの白い部分の形です。
のびるもエシャレットと同じように、人参と塩昆布と調味料で塩昆布和えにできます。
エシャレットの旬は、葉が柔らかくて葉も食べられる春で2月から5月頃で、露地栽培されたものです。
なので、エシャレットの葉も一緒に食べられる塩昆布和えは、春がまじかなのだと感じさせる食べ物なのです。
エシャレットは、ハウス栽培もされているので通年食べられますが、夏頃になると葉が枯れるので根の部分しか売られていません。
やっぱり、柔らかい葉も食べられる春に食べるのが美味しいエシャレットの塩昆布和えなのです。
先日、スーパーの地元のコーナーでエシャレットを見つけました。
葉の部分まで真っ青で採りたてって感じだったので、買って来てエシャレットの塩昆布和えを作りました。
エシャレットの塩昆布和えの作り方やエシャレットの代わりになる代用の野草も紹介します。
エシャレットの塩昆布和えの作り方
<材料>
エシャレット 2束
人参 小2本
塩昆布 58g
めんつゆ 適量
<作り方>
1.エシャレットをきれいに水洗いし、根っこの部分だけ切ります。
2.エシャレットを3~4㎝間隔で切っていきます。
3.白い軸の部分と軸から葉の部分の太いものは千切りにします。
4.切ったエシャレットは、ビニール袋に入れておきます。
5.人参の皮を剥いて、3~4㎝間隔に切ってからスライスして千切りにします。
6.千切りした人参もビニール袋に入れて、塩昆布もビニール袋に入れます。
7.エシャレット、人参、塩昆布の入ったビニール袋を軽く混ぜます。
8.めんつゆを適量7のビニール袋に回しかけて揉みます。
9.途中で何度か、エシャレット、人参、塩昆布の入ったビニール袋を揉みます。
10.丸1日9を繰り返し、味見して生っぽくなくて辛みが無ければ完成です。
エシャレット、人参、塩昆布の入ったビニール袋を揉むときは、しっかり揉まないとエシャレットが半漬け状態で辛みが残ります。
少し辛みがある方が良いという方は、軽く何度か揉んで食べてください。
エシャレットの塩昆布和えは、良く母が作ってくれました。
でも、子どもの頃は、辛くて食べられませんでした。
エシャレットという品種の野菜だと思っていましたが、若いらっきょうなんだそうです。
言われてみれば、根っこの方はらっきょうの痩せてる版みたいな感じです。
静岡県のエシャレットの生産は、日本で2番目ですが、最も多く生産している産地は茨城県だったのです。
エシャロットって呼び方が違うだけ?
エシャロットという呼び名も聞いたことがありますが、エシャロットもエシャレットと同じ若いらっきょうなのでしょうか?
わたしは、地域によって呼び方が違うのだと思っていました。
ですが、エシャロットはフランス原産のたまねぎらしいです。
わたしは、エシャロットを見たことないのですが、紫色をしているようです。
写真で見たところ、紫玉ねぎの小さい感じです。
そもそも、わたしがエシャレットとエシャロットが同じもので呼び方が地域によって違うと勘違いしていた訳は、
エシャレットとして売られる前に、エシャロットとして売られていたことにあります。
途中で、フランス原産の小さいたまねぎ(エシャロット)が輸入されるようになってから、若いらっきょうをエシャレットと呼ぶようになったということです。
エシャレットと同じように塩昆布和えに出来る野草とは
エシャレットと同じように、塩昆布和えに母がしてくれた野草がのびる(野蒜)です。
のびるは、山野や路肩に自然に生えている野草で、エシャレットと見た目が似ています。
エシャレットとのびるの違いは、根っこの白い部分の形です。
エシャレットの根っこの白い部分の形は、膨らみかけたらっきょうって感じです。
でも、のびるの根っこの白い部分の形は、丸い玉になってます。
のびるの塩昆布和えの作り方も、エシャレットの塩昆布和えの作り方と同じです。
のびるは、スーパーなどで売られていることがほとんどない野草です。
我が家では、親戚から送られてくるのですが、根っこを切り落として白い玉を1枚向いて洗って塩昆布和えにします。
わたしは、エシャレットで塩昆布和えを作る方が楽でいいです。
なぜなら、のびるは下処理が大変だからです。
のびるで、塩昆布和えを作る時は、量にもよりますが下処理に小一時間もかかってしまいます。
春の訪れを感じるエシャレットの塩昆布和えと代用野草のまとめ
春の訪れを感じる、エシャレットの塩昆布和えは唯一春の時期に作る副菜です。
エシャレットの塩昆布和えは、わたしには小料理屋さんやお蕎麦屋さんのお通しのイメージがありました。
塩昆布和えのお通しは、エシャレットだったりのびるだったりしました。
エシャレットの葉と白い根の塩昆布和えは、春先に食卓に上る季節の食べ物なんです。
春の訪れを感じる、エシャレットの塩昆布和えの季節物は、母からわたしに受け継がれ我が家の食卓に毎年上り、ほっこりした気持がちょっとお得感を与えてくれます。
わたしは、エシャレットよりも人参が好きで、人参を多く入れるのですが人参が厚いと中々漬かないのでつま切りにして作ったら、美味しかったのですよ。
母には、もう少し太い方が美味しいよと言われてしまいましたが。
確かに、見た目は母が言うように薄くてももう少し太めの千切りの方が良かったかもと思いました。
つま切りだと、人参どこかな?なんて感じになっちゃいますものね。
毎年、スーパーで葉まできれいに付いているエシャレットを見かけると、
あ~、もうすぐ春なんだな~と、春の訪れを感じるというレシピがエシャレットの塩昆布和えなのです。