小松菜の芽が出ないのは、種が寿命を過ぎていたり、種を蒔く時期が違っていたり、種蒔きの後に土を被せすぎていたり、土の温度が適温になっていなかったり、土の環境が悪い、水不足だからです。
小松菜の芽がでないときの対策は、まず芽がでない原因をチェックしてから気温が高すぎたり低すぎたりしたときは、温度調節する対策をします。
小松菜の種は、一年を通して種まきできますが、芽を出すのに適した温度があるのです。
今回は、小松菜の芽が出ないのはなぜなのか、6つのポイントを詳しく紹介します。
また、小松菜の芽が出ないときの対処法についても紹介しています。
小松菜の芽が出ないのはなぜ?
小松菜の芽が出ないのは、種が寿命を過ぎていたり、種を蒔く時期が違っていたり、種蒔きの後に土を被せすぎていたり、土の温度が適温になっていなかったり、土の環境が良くなくても芽がでません。
また、水分不足でも水分過多でも小松菜の芽は、出にくいのです。
小松菜の種を蒔いたら、しっかり水やりをしておきましょうね。
あとは、小松菜の種を蒔いた土が湿っていたら水をあげないようにします。
水やりで、水を多くあげてしまうと、種が腐ってしまうので芽がでません。
それぞれ、詳しく紹介します。
小松菜の種が寿命を過ぎている
小松菜の種の寿命は4年と言われていますが、種に蓄えられている養分を生きるために使ってしまえば芽を出す力も無くなり寿命を迎えます。
小松菜の種は、栽培される時期まで保存している間は、種自身に蓄えられている養分の必要最低限を使って生き続けています。
小松菜の種の寿命が、4年だったとしても芽が出ない場合もあるのです。
それは、小松菜の種の保存の仕方にあります。
同じ小松菜の種を、高温多湿の状態で保存すると寿命が短くなるというのです。
反対に、冷涼で乾燥した状態で保存すると、小松菜の寿命(4年)をまっとうできるという事です。
なので、買ったり自家採種した小松菜の種は冷蔵庫で保存しておくといいようです。
とは言え、売られている種は採取されてから1年以上経過されているそうなので、買ってきたら早めに使い切って下さいね。
我が家でも、小松菜の種を蒔いて栽培していますが買った種の一袋って結構入っていますから、一度に蒔き入れない時は、保存していますが2年を目安に使い切っています。
小松菜の種を蒔く時期が違っている
小松菜の種を蒔く時期は、一年を通して種まきができますが、真冬や真夏には種まきしても芽がでにくいのです。
小松菜の種を蒔く時期は、2月下旬〜7月下旬、9月下旬~10月下旬が適しています。
小松菜の種を蒔く時期に、適正な気温になっていなければ芽が出ないのです。
我が家でも、葉物野菜の種を蒔く時は、真夏と真冬は避けています。
たとえ、芽が出ても出揃わなかったり枯れてしまったり凍って溶けてしまうことがあるからです。
小松菜の種蒔きの後に土を被せすぎ
小松菜の種まきの後に、土を被せすぎると種に酸素が足りなくて芽がでません。
また、小松菜の種は、発芽する時に光が必要な「好光性種子」なのです。
小松菜の種を蒔いたら、土は軽くかぶせるようにすると早めの芽が出ます。
小松菜の種を蒔いたら被せる土は、1cm以内がいいですよ。
わたしは、軽く被せるだけですが、それでも大丈夫でした。
小松菜の種蒔き時の温度が適正でない
小松菜の種蒔き時に、適正な温度になっていないと芽が出ません。
小松菜にも、成長しやすい気温があって、芽を出してからも成長できる温度になっていないと芽を出さないのだそうです。
芽を出すのに適した温度の事を「発芽適温」と言って、小松菜の場合は15~20℃です。
つまり、地温が低くかったり高くても小松菜の芽は出ないという事ですね。
土の環境が悪い
土の中に、小松菜が芽を出すのに必要な栄養分が少なかったり、多すぎても芽がでません。
小松菜は、水はけと水もちのよい土(弱酸性)を好みます。
また、肥料も好むようなので、種をまく前に堆肥と元肥を混ぜ込んでおくといいですよ。
水やり
小松菜の種を蒔いたら、水やりをすると発芽の準備に入ります。
ただ、土の中に十分な水分がないと途中で枯れてしまいますので、しっかり土に浸みこむまで水やりします。
でも、土に水分が多過ぎても種が呼吸できなくて芽が出ないので、最初にたっぷり水をかけたら、あとは土が乾燥したら水やりするといいです。
わたしも、小松菜の種を蒔いたあとは、たっぷり水やりをしてあとは、土が乾いていたら水やりしていますよ。
小松菜の芽が出ないときの対処法は?
小松菜の芽がでないときの対策は、まず芽がでない原因をチェックしてみます。
市販の小松菜の種を買った場合は、袋の裏側に小松菜の栽培の方法が記載されていますので、その通りに種蒔きすればほぼほぼ芽が出ますので再度読み直してみるといいです。
小松菜が芽を出すまでは、土が乾かないようにこまめに水やりしましょう。
また、小松菜の種を蒔く気温になっているか、確認します。
小松菜の発芽適温は、15~20℃です。
小松菜の種は、温度が高すぎても低すぎても上手に芽がでないのです。
小松菜の種を蒔いた時に、気温が高過ぎたら寒冷紗で遮光して温度を下げる対策を、気温が低すぎたらビニールトンネルなどで防寒をして温度を上げる対策をしてみるのもいいですよ。
そして、小松菜の発芽日数は、暖かい時期では早くて2~3日ほど、低い時期でも10日もあれば芽を出します。
それまで待ってみても、小松菜の芽が出ない場合は種の寿命が過ぎているのかもしれません。
小松菜の新しい種を買って、蒔き直しましょう。
小松菜の芽が出ないのはなぜ?のまとめ
小松菜の芽が出ないのは、種が寿命だったり、種を蒔く時期が違っていたり、種蒔きの後に土を被せすぎていたり、土の温度が適温になっていなかったり、土の環境や水不足が原因です。
小松菜の発芽適温は、15~20℃なので、その気温の季節に種蒔きすると芽がでない心配がなくなります。
小松菜の芽が出ない場合は、芽が出ない原因をチェックしてからその原因を取り除けるものは取り除いて、発芽適温に近づけるように、温度調節する対策をします。
小松菜の種まきの時期は、2月下旬〜10月下旬ですが、初心者の方は、害虫がつきにくい秋口に種蒔きすると楽に育ちますよ。
我が家でも、小松菜は秋口に蒔くと温度調節の世話が無くて済むので10月の下旬ころ蒔くようにしています。